
こんにちは。国際薬膳師・薬剤師のisaです。
皆さん体調はいかがでしょうか。私は梅雨寒が終わり?終わったのかな?ジメジメした日本の梅雨が本格的に始まって、それをしのぐための除湿やエアコンなどのボタンをピッと押して「あー快適…」そんな日々になってきました。
しかし今年の梅雨は例年に比べ梅雨寒が長かったのと、除湿・エアコンによる冷えが気になりませんか?
冷え症の女性は多いと思いますが、私もこの時期の除湿やクーラーの冷気で手足が冷えてしまうのが悩みなんです。
これから夏だからと油断して冷えを放置すると、自律神経の乱れや体調不良に繋がってしまいます。
そこで今回は、冷えきったカラダを芯から温める我が家の子たちも好きな「補陽(ほよう)」のメニュー「ラム肉とじゃが芋のチリペッパー炒め」をご紹介します。
なぜ、この「ラム肉・じゃが芋・チリペッパー」の組み合わせがクーラーで冷えきった手足に良いのか、2つの視点からお話ししますね。
♦中医学(薬膳)の視点
中医学では、体を温めるエネルギーのことを「陽気(ようき)」と呼びます。エアコンの冷気や梅雨のジメジメした湿気は、この大切な陽気を傷つけてしまい、手足の冷え(陽虚:ようきょ)を引き起こします。
・ラム肉:お肉類の中で、体を温める力が強い「補陽」の性質を持ちます。不足した陽気をガツンと補い、お腹の芯から温めてくれる代表食材です。
・チリペッパー(唐辛子):温裏(おんり)類であり主に臓腑を温め、体内の「寒(冷え)」を追い出し、また食欲不振にも効能があります。
・じゃが芋:湿気でダメージを受けやすい「脾(ひ:お腹・消化器系)」の働きを高め、元気を補ってくれます(補気:ほき)。
♦西洋医学の視点
クーラーによる冷えは、冷気によって末梢血管がギュッと収縮し、手足の先まで血液が行き届かなくなることでおこります。
・L‐カルニチンとカプサイシン:ラム肉に豊富に含まれる「L‐カルニチン」は、体内の脂肪燃焼をサポートして熱を作るのを助けます。さらにチリペッパーの「カプサイシン」が血管を拡張して血行を促すため、効率よく手足の先までポカポカにするメリットがあるんですよ。
・内臓(深部体温)が温まることで、冷えによる自律神経の乱れを整える効果も期待できます。
それでは、クーラー冷えを吹き飛ばす「ラム肉とじゃが芋のチリペッパー炒め」の作り方をご紹介します。
【材料(2人分)】
・ラム肉:約200g(ラム肉が手に入らないなら海老でもOK)
・じゃが芋:150g
・玉ネギ:30g
・アスパラガス:30g(今回は補陰でも微温の性質を持つアスパラガスを彩りで使ってますが代わりにササゲやインゲンなど補気の性質を持つものを使ってもグッド)
・チリペッパー:小さじ1
・塩:小さじ1 カルダモン:少々(芳香化湿類:ほうこうかしつるい)
今回のメニューのポイントは温中健脾(おんちゅうけんぴ)に玉ねぎの理気(りき)も加えて気の巡りを良くしてます。
【作り方】
1,ラム肉に塩胡椒(分量外)をしてさっと炒め、お皿に取り出しておく。じゃが芋を洗い皮をむいてそれぞれ一個ずつラップに包みレンジで4分加熱しておく。(新じゃがの場合はよく洗い皮ごと使っても美味しいよ)

2,加熱したじゃが芋、アスパラガス、玉ねぎを好みの大きさに切りる。

3,切った野菜を熱したフライパンに油をひいて入れ美味しそうな焼き色がつくまで炒め、そこに1の焼いたラム肉を加え塩とチリペッパーで味付けする(味が薄いようなら適宜チリペッパーと塩で調整してね)。

4,最後にあればカルダモンを少々ふって軽く炒めて完成!

熱々のうちに召し上がれ♪ラム肉なので臭みも少なく柔らかく、そこにピリッとした旨みが合わさってとても美味しいですよ。
冷えは万病の元。エアコンを上手に使いながら、美味しい薬膳で内側からしっかり温めて、ジメジメした季節を元気に乗り切りましょう!

コメント